去る1月26日に、感動創造研究所、ムラヤマの方々と弊社、環境ビジネス系メンバーにて「スマートシティ」を題材にした合同イノベーションゲーム(R)を実施しました。
ムラヤマ様のホームページはこちら。
http://www.murayama.co.jp/
参加者10名 (弊社から5名、先方から5名)
多くの方がイノベーションゲームを初体験でしたので、発想をすることに重きを置いた形で実施しました。
主な消費者ロール
「農家」「高齢者」「旅行者」「学生」「イベント事業者」など
組み合わせる技術(以下、基礎カード)には、スマートシティに関する一般技術を選定。これまでに名古屋で開催していたセミナと同じものです(以下のマップをご覧ください)
毎度のごとく、KeyGraphによりマップ化(可視化)しているものになります。より詳しく知りたい方はお問い合わせください。
問い合わせ窓口 https://kke.smartseminar.jp/public/seminar/view/143
起業家4名、消費者6名(消費者はポートフォリオから5つまでを自由に選択可能)でゲームスタート
今回は消費者イノベーションを主眼としており、まずは様々な消費者からニーズが出てくるのを待つフェーズとなりました。起業家は、積極的に基礎カードを購入しました。最終的には、「インターネットコミュニティ」以外はすべて購入されました。
多少、自由なイノベーションゲームとしましたので、ゲーム後半では消費者も混ざって、みんなでアイデア発案をするような状況となりました。
印象的だったのは、起業家同士が、自然とお互いに協業を始め、発想を支援しあっていたことです。優秀な基礎カードというのはみんな共有される結果となりました。例えば、「ネットスーパー」や「次世代自動車」がそれでした。ある起業家が出したアイデアに、別の起業家が「ネットスーパー」も組み合わせて、さらに良いアイデアになるよ(だからネットスーパーを買ってくれ)というような積極的な交渉が活発でした。
消費者として行政担当者を誰も選んでいなかったのは、事後振り返りでみんなで興味深いところでした。消費者視点のスマートシティという中では、行政担当者は消費者では無いのでしょうかね。
最優秀起業家になった方は、出しているアイデアも一番多かったです。
「移動式植物工場(産直!)」や「住んでいるだけで健康になる家(病気にならない)」
などは面白かったです。今回は比較的、農家や高齢者といった立場の方が多く、出されたアイデアもそれに関連するものが多いイノベーションゲームになりました。活発なイノベーションゲームを印象付けるものとして、途中で5分の休憩を挟んだのですが、喫煙をされる方以外は、その場に残って勝手にゲームを継続していました。
終了後には以下のようなマップとなりました。
参加者の主な感想
・頭の体操として、今後に役立つかも知れない
・事業の組み合わせ方とつなげ方の思考力を高めるので、業務の役に立ちそう
・移動しないと思っているものを、移動させるという発想が出たのが面白かった
その後の懇親会(2次会)では、前回(http://kke-keieijinji.blogspot.com/2011/10/r.html)は参加されて、今回は見学に回られた先方の担当者から、以下のようなフィードバックを頂きました。
今回の人選は、会社を担っている一線級の人材とした。それがためか、来るまでは実はネガティブな反応が強かったらしい。渋々行くけど、ゲームが終わったら直ぐ帰りますよ。というトーンだったとのこと。
ところが、蓋をあけてみると、皆さん生き生きと参加されていて、そのような心配は杞憂だった。懇親会(1次会)も喜んで残ってくれていた。とのこと。相変わらず、頭の体操として非常に有益だと感じ、会社の研修にも取り入れたい、という旨のリップサービスも頂いた。
何はともあれ、イノベーションゲームの”ゲームゆえの楽しさ”が出た、良いワークショップになったと感じます。
関係者の皆さま有難うございました。ファシリテータ―としては一安心です。次は2月3日に名古屋のメーカーでやります!
※イノベーションゲーム(R)は東京大学 大澤教授の登録商標です。
(Y.Nobuka)
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