2011/10/21

イノベーションゲーム(R) 実施報告

去る10月18日に、感動創造研究所の方々と合同イノベーションゲーム(R)を実施しました。

感動創造研究所様のホームページはこちら。
http://www.kandosoken.com/

参加者10名 (弊社から5名、先方から5名)

多くの方がイノベーションゲームを初体験でしたので、簡単なテーマとして以下を設定

「”消費者視点”でイベント・祭りを企画しよう!」

主な消費者ロール
「主婦」「高齢者」「子供」「大学生」「入院患者」「首長(区長や村長)」など

組み合わせる技術(以下、基礎カード)には、イベントを盛り上げる要素となりそうなものを選択。(以下のマップをご覧ください)

こちらのマップは、それぞれの基礎カードに関して組み合わせてイベントが出来そうなものを事前にワーク。それらの結果をKeyGraphによりマップ化(可視化)しているものになります。より詳しく知りたい方はお問い合わせください。
問い合わせ窓口 https://kke.smartseminar.jp/public/seminar/view/143

起業家4名、消費者6名(消費者は各自2ロールを強制選択)でゲームスタート

開始直後は「青」の起業家が真っ先に動きました。
「B級グルメ」や「アルコール飲料」などを指定買い。積極的に提案を行う姿勢がありました。
消費者では、「首長」と「ビジネスマン」の役割を持った消費者が序盤より要求を出しました。
序盤は、マップ右側のゾーンに偏りがちだった視点も、中盤以降には要求や提案が全体に及びました。

結果として、満遍なく「要求」と「提案」が行われた印象でした。
終了後のマップ

参加者の主な感想
・制約があると難しいが、それが返って発想に繋がった
・最初は日常業務のフレームから抜け出せなかったが、途中から色々な視点で考えられるようになり、良いトレーニングとなった
・(感動創造研究所メンバー様から)KKEのメンバーからの意見が、脳の活性化になった(自分たちには無い視点のため)
・消費者ニーズに自分たちの技術を摺り合せるという行為は、頭が柔らかくなる体験ができた

消費者視点とアイデアを組み合わせる、対話、批判・否定の効用など、イノベーションゲームの特徴がよく表れたゲームとなりました。
また、お互いに初対面が多いメンバーの中で、異業種交流によるコミュニケーション活性化という側面でも、イノベーションゲームが一定の役割を果たしていた。これを機会に、さらに一層のアウトプットを出すために年末へ向けて2回目の企画を準備中。

※イノベーションゲーム(R)は東京大学 大澤教授の登録商標です。

(Y.Nobuka)

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2011/10/19

【実施報告】KKEVision2011 3日目「未来をデザインするためのイノベーションゲーム(R)」

株式会社構造計画研究所では、2011年10月12日(水)~14日(金)にかけて、KKE Vision2011を開催しました。

http://kv2011.kke.jp/

3日目に、イノベーションゲーム(R)の体験ワークショップを実施しました。
今回は、「最先端の技術で日本の未来を切り拓く」というテーマで、新しい日本の未来像を発想しました。

当初予定は最大で50名程度を想定しておりましたが、事前の申し込みは70名を超えてしまい、途中から申込を中止しておりました。しかし結果的には40名程度の来場となり、ゲームとしては適度な人数で進められました。

ここでイノベーションゲームをご存じの方は「おや?」と思われたでしょう。
実は今回は野心的な試みで「実空間イノゲ」という形で、ゲーム参加者が自由に会場を動き回って、アイデア発想が出来る内容となっておりました。だから、40名という参加者がいても、同時平行でゲームができるのです!

専門的な話となりますが、普段のイノベーションゲームでゲーム盤として使う「KeyGraphの結果図」を、会場全体に投影した作りになっていました。赤ノードのところには、商談スペースを設置して、ここで起業家と消費者がアイデアの売買を行うことが出来ます。以下はイメージ図です。


イノベーションゲームの良いところは、全体統制やターンなどが無いところなので、今回の実空間イノゲでも、意識的に全体統制をおこないませんでした。ですので、2時間というゲーム時間の間、参加者は自由に思うままに動くことが出来ます。
逆に言えば、スタッフ側はあらゆる事態を想定して準備を行い、さらに突発的な事象への対応が求められます。

結果的には、非常に盛り上がり、多くの参加者が満足して頂けたようでした。
要素を組み合わせて、新しいアイデアを発想するという作法を学ぶ場としての有効性も実感して頂けたようです。
※実際には、研修には終わらない、隠れた構造(チャンス)発見という繋がりがありますが。不特定多数のメンバーが集まっての1回きりのイノベーションゲームの限界もあろうかと考えます。

個人的には、商談スペースの担当をしておりましたが、起業家と消費者の対話によって、最初に提案されたアイデアが、次々に質の高いものになっていくのを目の当たりにして、驚きを隠せませんでした。これが、「対話」と「批判」の効用なのです。

今回の実空間イノゲやイノベーションゲームそのものにご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
https://kke.smartseminar.jp/public/seminar/view/143

※イノベーションゲーム(R)は東京大学 大澤教授の登録商標です。



上の画像がゲーム風景です(赤いタスキを着けた方が起業家でした)
下の画像はリハーサル風景です。人が入る前は結構空間があります。

(Y.Nobuka)

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