2012/01/05

新年あけましておめでとうございます

新年あけまして、おめでとうございます。平素は格別のご愛顧を賜り有難うございます。

私事ですが、年末・年始は久しぶりに自宅でゆっくりしていたので、色々な書籍・雑誌を読んだり、テレビなど見ておりました。
つくづく感じたことは、もはや、人間を部品とみなすような労働集約型の産業は成り立たないのだろうということです。これとは別に、三菱東京UFJ銀行の畔柳会長が「IT産業は人類最後の労働集約型産業です」という発言をされていたことは興味深かかったです。
これは、ITにおけるSEの仕事というものが、機械で代用が出来ない。つまり、人間の創造性や能力こそが要求される、もっとも高度で付加価値の高い業務である。という賛辞のようです。

機械による効率化ができるものは徹底的に効率化を行い、機械では代用が利かない仕事がこれから要求されてくるのでしょう。それでも、賃金が安い、という国があると、高い機械を入れるよりも人海戦術でやってしまおう。と言う発想はあるわけですが、それが直ぐに立ち行かなくなることは我々は経験済みです(今の中国で顕著でしょう)

マネジャーに求められる素質も変わりつつありますよね。
人のパフォーマンスを最大化するために、サーバントリーダーなんて言葉も聞くようになりましたし、コーチングは昔から言われています。

そして価値観が多様化しています。

即物的な充足では無く、精神面における長期・安定的な充足を求める人が増えているようです。

2011年を振り返るに当たり避けられない「3・11」
この震災をきっかけに、特に日本人の価値観は大きく変容しています(していない人もいます。別に悪いことでも良いことでもありませんが)

恐らく、来るべき新しい社会の最先端を行っているのではないかなと直感的には感じる次第です。
日本は少子高齢化社会や先進国における長期デフレのフロントランナーでもあります。

そう考えると、グローバルも大事ですし、外に学ぶことは良いことなのですが、もっと日本内部に目を向けることは大事だなと考えます。

2012年も、多くの企業でグローバル展開やダイバーシティなどが大きなテーマになってくることでしょうが、それらを全て含めて、人事におけるグランドデザインを描くことが大事であり、描いたデザインに基づき人事戦略を立案・実行していくことが必須なのでは無いでしょうか?

散漫な文章となり恐縮ですが、昨年以上に、様々な記事や書籍を紹介しつつ、野中郁次郎先生が「知識創造企業」と呼ぶ、企業の在り方を一緒に考えていければ幸いです。本年も構造計画研究所 経営人事ソリューション室をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

(Y.Nobuka)

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