「世の中の悩みを解決する」こと。
今回、出落ちですが、新人さん(今年2年目)の定期報告にあった”所感”より。
彼は入社以来、あるパッケージ製品の担当として上司と二人三脚で1年間頑張っていました。
自社取扱製品ですが、ここでは仮に商品Aとしましょう。
当初より、世の中の悩みを解決するために商品Aは何ができるのか? ということを念頭に仕事をしていたそうです(1年目にして、既にその境地にあるのが凄いと思いましたが)
ところが、最近は、目先の売り上げに追われる余り(だと思いますが)、「どうすればお客さんがつくようなセミナ―ができるか」「どうすれば、弊社のソリューションがお客様と接触する機会を増やせるか」というようなことを考えていたそうです。>大事なことです。
で、そのように「どうしたらお客さんがつくようなセミナ―ができますかね?」
というような話を別部門の部長にしたところ、その部長は
「その考え方は稚拙だ。世の中の悩みを解決する、そのために商品Aに何ができるか?ってことを根本に据えて動かないと先が無いんじゃない?」
と叱咤激励されたそうです。
彼の凄いところは、この時に、直ぐに自分が近視眼的になっていたことに気付き、しかも、自分より多忙で考えることが多い部長の方が、こういう視点で見ていたことに驚いたということでした。
(その部長を多少知っているので、らしさがあるエピソードでそこも好感なのですが)
個人的には、部長だからこそ、色々と考えることはあっても、常に考える軸がそこにあるから、だとも思いますが。
知識創造企業においては、社員一人一人は、こういう視点や誇りを持って仕事に取り組むことが求められるのかと考えます。
因みに、このように近視眼的になるのは、担当者である以上、仕方が無いとも個人的には思います。
本来、「世の中の役に立つ」を考えるのはマネジャーやリーダーの仕事であり、実行部隊は、短期的には考えることを止めて、目の前のタスクをひたすら処理することも求められるはずです。
(そのバランスであったり、そうであっても、長期的な視点を持つということが大事ではありますが)
ということころで、以前の「キャリア官僚よりも面白いキャリア」の”キャリア構築3つの視点”に繋がっています。
http://kke-keieijinji.blogspot.jp/2012/02/blog-post_29.html
考えるべきことは多く、正解はありません。正解主義から修正主義へ、です。
(Y.Nobuka)
どうぞ、Twitterで拡散して下さい!
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彼は入社以来、あるパッケージ製品の担当として上司と二人三脚で1年間頑張っていました。
自社取扱製品ですが、ここでは仮に商品Aとしましょう。
当初より、世の中の悩みを解決するために商品Aは何ができるのか? ということを念頭に仕事をしていたそうです(1年目にして、既にその境地にあるのが凄いと思いましたが)
ところが、最近は、目先の売り上げに追われる余り(だと思いますが)、「どうすればお客さんがつくようなセミナ―ができるか」「どうすれば、弊社のソリューションがお客様と接触する機会を増やせるか」というようなことを考えていたそうです。>大事なことです。
で、そのように「どうしたらお客さんがつくようなセミナ―ができますかね?」
というような話を別部門の部長にしたところ、その部長は
「その考え方は稚拙だ。世の中の悩みを解決する、そのために商品Aに何ができるか?ってことを根本に据えて動かないと先が無いんじゃない?」
と叱咤激励されたそうです。
彼の凄いところは、この時に、直ぐに自分が近視眼的になっていたことに気付き、しかも、自分より多忙で考えることが多い部長の方が、こういう視点で見ていたことに驚いたということでした。
(その部長を多少知っているので、らしさがあるエピソードでそこも好感なのですが)
個人的には、部長だからこそ、色々と考えることはあっても、常に考える軸がそこにあるから、だとも思いますが。
知識創造企業においては、社員一人一人は、こういう視点や誇りを持って仕事に取り組むことが求められるのかと考えます。
因みに、このように近視眼的になるのは、担当者である以上、仕方が無いとも個人的には思います。
本来、「世の中の役に立つ」を考えるのはマネジャーやリーダーの仕事であり、実行部隊は、短期的には考えることを止めて、目の前のタスクをひたすら処理することも求められるはずです。
(そのバランスであったり、そうであっても、長期的な視点を持つということが大事ではありますが)
ということころで、以前の「キャリア官僚よりも面白いキャリア」の”キャリア構築3つの視点”に繋がっています。
http://kke-keieijinji.blogspot.jp/2012/02/blog-post_29.html
考えるべきことは多く、正解はありません。正解主義から修正主義へ、です。
(Y.Nobuka)
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