下記サイトで紹介されている「ワールド・カフェ」を初体験してきました。
http://world-cafe.net/about-wc.html
参加前のワールド・カフェへの印象は、ファシリテーションが重視されていて、色々な意見が引き出される場作りがされている。その反面、意見は出せば良いものだろうか?そこに価値のあるものが生まれる可能性は?
という疑問を抱いていました。
【感想】
なかなか楽しい。参加者は30名弱で、5つのテーブルに分かれて行いました。「対話」というものがテーマになっていたのですが、以前から争いが起こったり、無関心な状態が続くのは相手を知らないことが一番の原因であり、相手を知ることが対話の役割。のようなことを考えておりましたが、わずか90分の間に、30名弱のみなさんの「対話」に関する意見を聞くことが出来た気分でした(これこそがワールド・カフェの醍醐味と思いますが)
その中にはやはり、自分一人では気付いていない視点や、同じことでも別の表現系で聞くことが出来て、自分の中の”幅”が拡がったような気分でした。例えば自分は「相手を知る」に重きを置き過ぎているところがあって(それは最近は自覚も芽生えつつあったのですが)「自分を伝える」手段でもあり、それも大事であることを再認識したりしました。
その時に、相手の”背景”に合わせて対話出来ることが理想であり、それをラジオのチューニングのようだと表現されている方がいたり、カウンセラーをしていると言う人は「受容」であり、それはやはりチューニングのイメージだと言う話でした。
(因みに、カウンセラーと言う人とは同じテーブルにはなっていません!!つまり対話をしていません)
さて、これが仕事や業務にどのように生かせるだろうか?という観点で参加しましたが、生かせそうです。
まず、社内で言えば、各部門のエースやエース候補生を集めて「業務における課題」のようなテーマで実施して、部門間コミュニケーションの活性化が実現できそうでした。
また、以前より取り組んでおります「都合学ワークショップ」と言うものに対する、事前ワークショップとしても活用出来そうな感覚を持ちました。
曰く「決めない会議」ということで、ワールド・カフェのポイントは自分の意見や知識が自然と引き出され、それが「場」として全体で”自然に”共有されていく。と言うところにあるようです。
だから、このワールド・カフェをやることで、新しい何かが生まれるか?と言うと、各人の心には響くものがあるが、それを再整理していかないと、やり放しで、楽しかったね。で終わってしまうかも知れない。
つまり「決めるプロセス」を意図的に配置する必要があるわけですね。
まずは社内でやってみます。その報告はまた、このブログで行えると良いですが。
(Y.Nobuka)
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