2011/06/03

【参加報告2】HR戦略総合セミナ―2011 (高橋先生の講演補足)

前回、興奮気味に下記の感想をアップしております。
http://kke-keieijinji.blogspot.com/2011/06/1hr2011.html

上司からのフィードバックを踏まえると、自分が本講演に感動を覚えたのは、これまで悶々とインプットを続けてきたものを本講演がスッキリと説明してくれた、からなのかも知れません。3ヶ月前でも、3ヶ月後でも、この喜び?は味わえなかったのかも知れません。そのような意味で、人に限らず、人生のすべては出会い(縁)だと感じる次第です。

さて、今回は、前回書ききれなかった内容を紹介します。

【人事部の誕生~】
職務給と職能給が二極対立のように語られる風潮が日本にはある。
しかし実態はそうでは無いでしょう。ということを歴史を交えて語られていました。
それぞれに、テクニック的に生み出されて根付いた体系と言えます。
欧米の宗教観に基づけば、Calling(転職)とは、天から与えられた使命であり、それは天国に行きたければ一所懸命働きなさい(主はいつも貴方を見ています?)ということ。

日本人には無い感覚ですよね。他方、会社に滅私奉公で忠誠を誓うスタイルは江戸時代に家康による儒教の輸入に端を発しているという指摘。確かに、戦国時代の武将は下剋上の嵐であり、リーダーが無能だと思えば、簡単に裏切るのですよね。それでは困るということで、儒教を持ち込んだのが徳川家康?

こんな風に、人事的な観点から歴史を語るというのも面白い経験でした(歴史好きだからかな)

【~組織人材マネジメントへ】
40歳まで現場で実績を積んできた人が、経営職へ移る際に断絶が起こっている。
現場の経験にプラスして、求められる能力(財務や戦略など)がある。1990年後半から意図的に経営者を育てたい。としてきたはずの日本企業だが、今回の東京電力の社長会見を見るにつけても、上手にいっていない証明では?という指摘。

高橋氏は、これは東電に限った問題ではなく、結構多くの日本企業の社長に起こっているのでは無いかと言われていました。曰く、緊急事態に弱いと。この点、同じ日に「ヒゲの隊長でお馴染みの」佐藤正久氏の講演(弊社内部向け講演です)で、想定内を拡げるのがリーダーの仕事。という指摘が近いなと感じます。これはまた、別で書きたいと思います。

【ダイバーシティも変遷】
北海道の水産加工会社の話だったと記憶していますが、エージェントから、先方への就職を希望する中国人社員がいる。とのことで一回面接をしようと札幌の本社へ呼んだとのこと。
10名程度の小さな会社ですから、みんなどんな中国人が来たのかと興味本位に集まる。
すると、その中国人は「わたしは御社にお土産を持ってきました」と一言。

一枚の北京市の地図を出します。そこには、40か所ぐらいに赤い丸がついています。

そう、この赤丸は日本料理店を示した地図だったのです。(ここに営業しましょう!ということですね)

さらに、名刺が40枚ぐらい出てきます。これは、彼が回った日本料理店の名刺とのこと。
しかも、その中の何店かは、この会社の水産物を扱いたいと言っています。僕を雇って下さい。

それは、即採用です。
別に、日本の学生がここまでやれ。とか、そういうことではなく、中国人からしたらこんなことは当たり前で、それが文化の違いであり、ダイバーシティに繋がっていくのですよね。日本人には日本人の良い点があると信じております(何とは申し上げませんが(汗))

つまり、ダイバーシティを戦略的観点から見れば、やはり外国人の登用というのも大きな意味が出てくるということが言いたいわけですね。法規制で雇えと言われたから雇います。とかでは無く。そういう時代になっているということです。

【組織・人材プロフェッショナルに求められる7つの能力】
1)本質的課題設定能力
  →残業代が増えているので、圧縮しましょう×
   なぜ、残業代が増えているのかを考える(※これを考えるお手伝いします)

2)論理的概念コミュニケーション能力
  →説明だけではなく、相手に納得させる能力(相手の言葉で話す)
   ※日本人は文化的に、説明するのが面倒くさい、という意識があるらしい。

3)ヨコのリーダーシップ
  →別部門や別会社の人をその気にさせるリーダーシップ
   命令権限の無い相手を動かす。相手への感受性、相手の言葉で話す。
   人を見抜く力、観察力

4)仕事の質、キャリアへのこだわり
  →表面的な結果に満足しない。仕事に手を抜かない。”良い仕事”をする

5)専門性の継続的学習
  →勉強する癖。資格を取って終わりでは無い

6)動向・テーマの継続的フォロー
  →業務に関係無く、自分の興味あるテーマを10年単位で追って持論を持つ

7)職業倫理による自己管理
  →NOと言えること (コンプライアンスですね!)

これって、人事マンに限らず、プロフェショナル社員を目指す人には共通する能力ですね!

1)は、明示的に当室で言っていることです。
4)は、”良い仕事”をするための様々なお手伝いはできます(専門性の高い業務の支援など)

長くなったので特に結論は書きませんが、わたしの理解の範囲での記述により、皆さまの何かに響いてくれたなら何よりです。

(Y.Nobuka)

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