先日ダイレクトマーケティングEXPOの専門セミナで、株式会社ベネッセコーポレーションの下記講演を聞いてきました。
【進研ゼミ】DMだけに頼らないダイレクトマーケティングへの変革
~「関係性複線化」のクロスメディア最新活用事例
http://www.dme-expo.jp/ja/Technical-Conference/Technical-Conference-2012/DM-4/
講演者である、同社の田中茂樹様は自身も進研ゼミのロイヤルユーザーだったそうです。
講演全体を通して、進研ゼミ愛のようなものを感じ良かったです。
わたしにとってベネッセコーポレーションは、知識創造企業の一つだろうと勝手に想像しています。これはマーケティングでの取り組みですが、その一端が垣間見えました。
講演は、同社のマーケティング戦略について、かなり整理されている良い内容でした。
その中で気になったトピックスは以下の通りです。
紙教材という軸がぶれていない
紙教材に親和性が高いのは紙のDMという信念
WEBなども駆使して、クロスメディア戦略も取っているが、それは紙のDMを補足するツールとして活用を考えている
さらに、広告の戦略モデルで有名な「AIDMA」を、しっかりと自社のプロセスに組み込んでいる
(AIDMAをそのまま使うのでは無く、自社なりのアレンジが加えられていました)
これは、ツールやソフトウェア全てに共通することですが、本質を捉えて自社に合わせた組み込みをするというのは言うのは簡単なのですが、意外に実践できていないのでは無いでしょうか。
その他にも色々と面白い裏話が聞けて、大変楽しい講演でした。
自社の強みを理解し、その本質をぶれることなく、新しいことを取り入れて行く。その中では、様々なステークホルダーを巻き込んでいく(その合意を形成していく)。そんなプロセスがマーケティングの中に垣間見えたのでした。
組織を作り、継続的に改善していくのも同じことですね。
制度を作る過程も大変ですが、状況が変われば、それに応じて柔軟に変えて行くことも大事で、そのためにはデータに基づく定量評価も重要になってきます。マーケティングと人事の在り方には、似た部分があると思う今日この頃でした。
どちらも、個人のセンス(能力)に依存していたものが、定量的な分析によるアプローチによって、継続的な改善が可能になってきているということです。
(Y.Nobuka)
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