というタイトルの講演を聞いてきました。
http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000gtpa3.html
講演者は、朝比奈氏と金田氏。元官僚で同期だそうです。
キャリアの勉強として、興味本位で参加したのですが、かなり面白かったです。
(以下、質疑での内容は朝比奈氏と金田氏の発言が混同している可能性もありますがご了承ください)
朝比奈氏は、経済産業省にいる間に「プロジェクトK(新しい霞が関を創る若手の会)」というものを立ち上げ、実際に内部改革をされていたとのこと。しかし、改革の中でそもそもの”仕組みに”問題があるのでは無いか、ということに気づき、ついに役所を飛び出して、「政策づくり」「人づくり」を実現するために青山社中という組織を作った。
最近の官僚は根回しばかりに力を注ぐようになっており、官僚には昔のような「高い専門性」が求められる。
九九で人生を考えるという京都大学の森先生の引用は興味深かった。各段の九九で人生の節目を考える。
16歳→25歳→36歳→49歳→64歳・・・
36歳というのは、元和田中学校長、藤原氏も「35歳の教科書」で指摘している年齢に近く興味深い。
キャリア的に考えても、10年近い下積みを積んで、視野も広くなってきて、気が付けば自分より年下の方が多い、というような状況もあるだろう。
金田氏は大蔵省に入省し、アジア通貨危機を体験した。役所では、決まった結論に”言い訳”を考える作業が多かった。官僚(同僚)の優秀さに比較して、組織のパフォーマンスの低さに驚いた。その後マッキンゼーへ。さらに「游仁堂-ようれんどう」という中国向けファッションの会社を設立。
曰く「都市人口の比率は1963年、人口ピラミッドは1985年(日本と比較して) まだまだ夢がある!」 弊社でも同じことを言っている方がいるなー。尊敬している偉い人ですが。
3つの視点からキャリアの話
短期的な視点としては、そもそも論は語らずに、手段(how)を追及して仕事に専念すること。
しかし長期的には、働くことの意味、生きることの意味を問いかけること。そして、それは何かしら行動に移しておくことが大事。
ありがちな2つの両極に対して、大事なのは真ん中の”what”だろう。
これは、1年~2年というスパンがあれば、それなりに事を成し遂げられる、ということ。
その時に、現有のリソースに文句を言って、出来ない。と結論するのではなく、どうしたら出来るのか。”何”をすることが最大の価値を生めるのか。
こういったことを考えることが大事。これはプロフェッショナルにも通ずると感じた。
今の日本に対する提言?
1)されど成長 ・・・目的関数を1つにしてみる
2)弱みを強みに変えること
成長してこそ、という考え方が背景にある。
高齢化社会だから成長は無理、とか考えずシンプルに「どうしたら成長ができるのか」ということを考えることも大事。
例えば、
60歳から人生をリセットする。義務教育に戻る。というのは面白かった。
強制的に学校へ入学させることで、60歳が会社(ビジネスの現場)から消える。すると、自然と59歳を頂点とした組織が完成する。大胆なアイデアだ。
さらに、2年間の教育期間として、直ぐに卒業させると、そこからまた再就職するための就職活動などのビジネスが活性化するかも知れない。現実離れしたアイデアではあるが、本気になれば不可能では無いだろう。これが正解では無いが、確かに目的関数を一つにしてみる、というのは良い頭の体操になると感じた。とかく、世の中は複雑に見えるので。
中国人は、最初に偉人の言葉を引用する。今のエリートに足りないのは、自信とチャレンジ精神。
渋沢栄一や坂本竜馬などの偉人の若い頃の情熱をもっと学び、刺激を受けるべき。
キャリアの形は様々だな、と改めて感じました。
やはり、これからの社会で求められることは、誰かがキャリアの絵姿を描いてあげて、そのレールを選べるようにする。というようなことでは無く、3つの視点のようなフレームはあっても、その先を考えるのは一人一人の責任なのだろう。
社会もそうなんですが、1人称で物を語れない人が増えているかも知れません。
自分も時として、他人の言葉を振りかざしているかも知れないと反省。批評家多いし、国がダメだ、政治がダメだと言うけれど、民度以上に政治は良くならない。という言葉もある(あ、また他人の言葉を・・・)
講演会には、4月から入省する人や、入省2年目の若手などもいたようで、彼らへのメッセージとして一つ「隣の芝生は青く無いよ」
と言っていたのが印象的でした。隣の芝生は青い的な発想で行動を起こす人は、いつまでも失敗するのかと。やはり、whyやwhatに基づいて行動を起こさないと、後悔に繋がるのでは無いかなーと感じました。
(Y.Nobuka)http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000gtpa3.html
講演者は、朝比奈氏と金田氏。元官僚で同期だそうです。
キャリアの勉強として、興味本位で参加したのですが、かなり面白かったです。
(以下、質疑での内容は朝比奈氏と金田氏の発言が混同している可能性もありますがご了承ください)
朝比奈氏は、経済産業省にいる間に「プロジェクトK(新しい霞が関を創る若手の会)」というものを立ち上げ、実際に内部改革をされていたとのこと。しかし、改革の中でそもそもの”仕組みに”問題があるのでは無いか、ということに気づき、ついに役所を飛び出して、「政策づくり」「人づくり」を実現するために青山社中という組織を作った。
最近の官僚は根回しばかりに力を注ぐようになっており、官僚には昔のような「高い専門性」が求められる。
九九で人生を考えるという京都大学の森先生の引用は興味深かった。各段の九九で人生の節目を考える。
16歳→25歳→36歳→49歳→64歳・・・
36歳というのは、元和田中学校長、藤原氏も「35歳の教科書」で指摘している年齢に近く興味深い。
キャリア的に考えても、10年近い下積みを積んで、視野も広くなってきて、気が付けば自分より年下の方が多い、というような状況もあるだろう。
金田氏は大蔵省に入省し、アジア通貨危機を体験した。役所では、決まった結論に”言い訳”を考える作業が多かった。官僚(同僚)の優秀さに比較して、組織のパフォーマンスの低さに驚いた。その後マッキンゼーへ。さらに「游仁堂-ようれんどう」という中国向けファッションの会社を設立。
曰く「都市人口の比率は1963年、人口ピラミッドは1985年(日本と比較して) まだまだ夢がある!」 弊社でも同じことを言っている方がいるなー。尊敬している偉い人ですが。
キャリア構築3つの視点
3つの視点からキャリアの話
短期的な視点としては、そもそも論は語らずに、手段(how)を追及して仕事に専念すること。
しかし長期的には、働くことの意味、生きることの意味を問いかけること。そして、それは何かしら行動に移しておくことが大事。
ありがちな2つの両極に対して、大事なのは真ん中の”what”だろう。
これは、1年~2年というスパンがあれば、それなりに事を成し遂げられる、ということ。
その時に、現有のリソースに文句を言って、出来ない。と結論するのではなく、どうしたら出来るのか。”何”をすることが最大の価値を生めるのか。
こういったことを考えることが大事。これはプロフェッショナルにも通ずると感じた。
今の日本に対する提言?
1)されど成長 ・・・目的関数を1つにしてみる
2)弱みを強みに変えること
成長してこそ、という考え方が背景にある。
高齢化社会だから成長は無理、とか考えずシンプルに「どうしたら成長ができるのか」ということを考えることも大事。
例えば、
60歳から人生をリセットする。義務教育に戻る。というのは面白かった。
強制的に学校へ入学させることで、60歳が会社(ビジネスの現場)から消える。すると、自然と59歳を頂点とした組織が完成する。大胆なアイデアだ。
さらに、2年間の教育期間として、直ぐに卒業させると、そこからまた再就職するための就職活動などのビジネスが活性化するかも知れない。現実離れしたアイデアではあるが、本気になれば不可能では無いだろう。これが正解では無いが、確かに目的関数を一つにしてみる、というのは良い頭の体操になると感じた。とかく、世の中は複雑に見えるので。
中国人は、最初に偉人の言葉を引用する。今のエリートに足りないのは、自信とチャレンジ精神。
渋沢栄一や坂本竜馬などの偉人の若い頃の情熱をもっと学び、刺激を受けるべき。
キャリアの形は様々だな、と改めて感じました。
やはり、これからの社会で求められることは、誰かがキャリアの絵姿を描いてあげて、そのレールを選べるようにする。というようなことでは無く、3つの視点のようなフレームはあっても、その先を考えるのは一人一人の責任なのだろう。
社会もそうなんですが、1人称で物を語れない人が増えているかも知れません。
自分も時として、他人の言葉を振りかざしているかも知れないと反省。批評家多いし、国がダメだ、政治がダメだと言うけれど、民度以上に政治は良くならない。という言葉もある(あ、また他人の言葉を・・・)
講演会には、4月から入省する人や、入省2年目の若手などもいたようで、彼らへのメッセージとして一つ「隣の芝生は青く無いよ」
と言っていたのが印象的でした。隣の芝生は青い的な発想で行動を起こす人は、いつまでも失敗するのかと。やはり、whyやwhatに基づいて行動を起こさないと、後悔に繋がるのでは無いかなーと感じました。
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